2006年5月 女性だけの建築設計事務所を立ち上げ、より良い暮らし方を考え続け 10年を迎えることができました。また1987年10月晶建築設計設立から数え 来年で30周年となります。
多くの皆様に支えられながら仕事をさせて頂けることに深く感謝しています。
今は 来年に向けて これからの少子高齢化社会の「住まいの在り方」に取り組んでいます。
アキ設計のアフターサービス 「暮らしサポート」で あらゆる世代を応援していきたいと思っています。
私は 大学の建築学科を卒業後、建築設計事務所に就職、 そして結婚、1男1女の母となってからも仕事は続け 建築業界で女性が仕事する大変さを経験してきました。
その後 仕事の代わりはいても母親の代わりはいないと思い、子供のためにも母親と仕事を両立させようと 1987年に子供が小学生になったことを機に個人事務所を設立し独立しました。
それから時代が20年経っても 建築業界は全く変わらず まだまだ男性ペース。
子育て中の女性はアシスタントぐらいにしか活用されず、再就職は大変難しい。
才能があっても子育てママの能力は全く活かされないことをとても残念に思いました。
私が51歳になった時に個人事務所から法人化して女性だけの建築設計会社を設立。
週休3日制、仕事をシェア、在宅勤務活用など 女性の新しい働き方を提案し 子育てママを応援してきました。会社組織にしたことで 仲間や後輩もでき 世代が異なる考え方など幅広い意見交換もできるようになりました。
1級建築士として 35年以上の経験と 結婚して主婦となり母となり 親の介護や孫の世話、地域社会にも係わってきた生活者としての視点を活かして
「働く女性の子育て住宅」から、「シニア世代の幸せな終の住みか」「自宅サロンのある家」「地域の絆を生む家開きの家」など、女性ならではの多種多様な設計を提案させて頂きました。
「 家」は設計して出来上がって終わりではなく そこで始まる暮らしがどのようになっていくかが大切です。お客様の日々の生活が楽しく安心できるものであるために どうしたら良いかずっと考えて 10年前に「暮らしサポート」を始めました。これは 私の先々を考えてのためのものでもありますが〜(^^;;
そして私は 還暦も過ぎ 堂々60代を楽しんでいます(*^^*)
後輩たちにも歳を重ねる素晴らしさを伝えたい!
年齢を重ねることは マイナスのイメージではなく いつまでも心穏やかに過ごすことは 自分のためだけではなく まわりの人のためにもなるのだから その準備をしようと思っています。
子や孫に迷惑をかけたくない。ましてや他人に迷惑をかけたくない。
そんなことは無理なのだから せめて「あんな生き方ならいいな」と若い世代に思ってもらえたら幸せです。
※写真は息子からのプレゼントです(^^)