家開きができる家は それ専用に設計されてできている場合もあります。
しかし 完全な「家開きができる住まい」だけにすることは
良くないと 私は考えています。
応用が利かないようになってしまっては
人生100年の間に 住まいの形を大きく変える必要が出てきます。
人の気持ちや健康は 年齢や環境によっても変わります。
その変化が生活スタイルに表れ
リフォームしたり住みかえたり建て替えたりするのです。
ですから 住まいをそれだけにしか使えない、
応用できないものにしてはいけないと思っています。
住まいは 人生で一番高い買い物です。
少しの手を加えることで
また新たな暮らし方ができるように
考えて作っていきたいですね。
家開きは
自分がやりたいときにやり
自分がやめたいときにやめる。
そういう造りになっていることが大切なのです。