不確定な世の中です。
どのように子育てしたら良いかと 迷っている親は多いと思います。
そして 手探り状態で 子どもにいろいろな経験をさせて
とにかく可能性の幅を広げておこう、
その中で 子ども自身が何か得意分野を見つけてくれたらいい、
そうと思っている親は 多いのではないでしょうか?
親は子どものことを思って 今できることをしてあげたい、
そして 親は自分ができなかったことを 子どもにはさせてあげたい、
それは、いつの時代でも 親の自然な思いだと思います。
でもグローバルな今の時代!
親の知っている範囲の中からの選択・経験等を与えていること、
それでよいのでしょうか?
日本だけや狭い地域だけを考えて 物事を判断しようとする親は
きっと自分自身が 狭い世界で生きてきて
広い世界を知る機会がなかったのだと思います。
親の生き方は 子どもにとても影響します。
大分県の地方から 娘を米ハーバード大に現役合格させた
「世界に通用する一流の育て方」著者 廣津留真理さんは
週末はホームパーティで子どもの社交性を磨くことを意識していた、とのこと!
母親自身が友人や知人と楽しくおしゃべりする機会を作り、
娘にはさまざまなバックグラウンドを持つ人たちと触れ合ってほしかったそうです。
ゲストが持ち寄って手料理をふるまっていると、おいしいご飯の評判を聞きつけて外国人も訪問してくるようになり、彼らと英語で会話を交わしているうちに、娘の英語力と国際的な社交力もついたそうです。
親を通しての子どもの頃からの経験が、社交性や社会性を無理なく身につけられた事例ですね。彼女の子育て方自体には 賛否両論あると思っていますが 親以外の人の持っている利点や欠点を 子ども自身に直接感じてもらう機会として 自宅に人を招いていたことは 私は共感します。
子育てはいろいろだと思いますので
世界で活躍する子に育てなくても良いとも思います。
子どもが幸せになってくれればよいのですから。
しかし 世界で活躍する子に育てようと思って 子育てすることは大切です。
子どもの未来は 子ども自身が決めることです。
子どもにいろいろな経験をさせて、とにかく可能性の幅を広げておこう、と思うならば 親自身が もっと広い視野を持つことが大切になります。
常に新しいことに挑戦する楽天の三木谷氏は 日本の新聞ではなく 世界の新聞を読み、日本の中から日本に必要なことを考えるのではなく、世界の視点で日本に必要なものは何かを考えてきたと言っています。
ソフトバンクの孫氏は 高校時代にアメリカに留学した経験から 物事を見る視点が大きく変わって 今の事業をスタートさせたそうです。
視野を広める方法はいろいろありますが
親自身が世界の視点を意識していることはとても大事だと思います。
また 単純な仕事がAIにとって代わられる「AI時代」がやってきた今、
人にしかできないことは 人とつながれる人になることです。
親が人とつながり幸せを感じていれば 子どもにも伝わります。
親が 子どもの幸せを願うのと同じように 子どもも親の幸せを願っています。
助け合える友達いる子どもになって欲しいならば
親自身も 助け合える友達がいる親になりましょう!
子どもには 親が信頼できる人とのつながりを持って幸せにしている姿をみせましょう!
小さい頃の子どものコミュニケーション力は 親の姿から学びます。
そして 親を通しての大人たちからも学びます。
世界で活躍する、しないに関係なく
人とつながりが上手くできることは 世界中どこに行っても大切です。
親が視野を広く持ち 親自身が幸せでいることが 最高の子育てなのです
子育てとは「幸せに行きていく術を身につけさせること」なのですから。