子どもの頃の習慣は 一生ついていく!

私は 子育て世代の働くママをずっと応援してきました。
でも 今では 働くママに限らず 子育てしながら働いているパパも増えました。
だから 子育てに関わりながら働いている人、みんなを応援しています。
子育て中の暮らし方を日々考えています。
私自身はシニア世代ですが 孫と同居して暮らしているから
私も働きながら子育てに関わっている一人なのです。
長年「住まい」に関わる仕事をしてきて 子育てと仕事の両立の仕方から 
私なりに感じていることがあります。
変化の激しい今の時代 どのように子育てをしたら良いか 
迷っている人に 少しでもヒントになれば、と思っています。 

子どもの頃の習慣とは 恐ろしいものです。
特に小さい時に 家庭で身に付けてきた習慣は 
変えようと思った事があったとしても 努力をしない限り 中々変えられないものです。
そして それは 親が特に意識しないで 子どもに身につけさせてしまった習慣である事が ほとんどなのです。

ところで 私自身は 結婚してから約45年近く経っています。 
夫と夫婦を続けている期間は 結婚する前の自分が育った家庭にいた期間より 結婚したあとからの方がずっと長いのです。
しかし お互いに 結婚する前に身に付けてきた習慣が 今もまだ 自然と出てしまう事がよくあります。そんな時は お互いの育った環境の違いを感じてしまいます。
それを受け入れて理解していることもありますが どちらかといえば 
諦めて妥協して暮らし続けていると言った方が 本音かもしれません。
それはお互いにそう思っているのだと思います。

恋愛中は 異なる習慣を 新しい発見の様に感じられて 笑っていられたとしても 
長年一緒に暮らしていると やっぱり直して貰いたいとか 注意して改めて貰いたいと思う事もあります。でも喧嘩するほどの大問題の習慣なのかといえば お互いに我慢できる程度のものだから 今更いいかな~と思ってしまいます。
つまりは 親が意識せずに子どもに習慣化させてきた事が 長い人生において 一生身に付いてしまう事が多いという事なのです。

こんなに長く夫婦をやっていても 感じるのだから 
育った環境というものが与える無意識の習慣は恐ろしい事だと思います。

であるならば 意識的に習慣を作る事を 子育て世代には勧めたいです。

家庭における習慣とは 
親自身も 自分の親から無意識に受け継いできたものであることも多いのです。

親自身も 自分の当たり前の習慣を 
客観的にみて 見直す良い機会かもしれませんね。

自己管理ができている人が生き残る時代。強い人でもなく頭が良い人でもない!


昔から ダーウィン説と言われている
強い者が生き延びたのではない。変化に適応したものが生き延びた」という言葉。 
変化の激しい今の時代こそ 実感することが多いのではありませんか。


先日、80歳後半の知人が亡くなりました。
その葬儀でいろいろ考えされました。
亡くなった方の友人は 80代の人たちがほとんどです。
葬儀が 久しぶりに再会した集まりになったようです。

同じ80代でも 元気に歩ける人と 杖が必要な人、
全く歩けなくて参列にさえ来られない人等
それぞれ身体的に見ただけでも 大きな違いがありました。

また 今も仕事をしながら若い人と毎日会っている人、
既に退職して自分時間がたっぷりある人、
話をしていて 精神的な違いも大きく異なっていました。

同世代の会話は 悩みも行動も似ています。
だから 同じ世代といると 気持ちはラクです。
でも 会話に広がりがなく 世の中の知らないことが増えがちでもあります。
特に年齢を重ねるほど 世の中の変化についていくことは
大変だと感じるようになるものです。

しかし いろいろな世代と行動して 
互助の精神で お互いに足りないことを助け合いながら
世の中に適応していけば 変化も受け入れられるのかと
彼らの違いを見ていて 私は つくづく思いました。

生きるとは ただ寿命を延ばせばいいのでありません。
楽しく心も元気でなければ つまらないと思います。
「自分らしく生きる」
どのように生きていたいのか?
80代の方たちを見ながら思っていたのですが
それを考えることは 年齢に関係なく大切だと思います。

私は「住まいの設計」という仕事を 長年にわたりやってきましたが
依頼者に必ず聞くことがあります。
「どんな暮らしをしていたいと思ますか?」
激しく変わる今の時代だからこそ 
どうありたいか、何を大切にしていたいか?を
自分の中に しっかり持っていて欲しいからです。

それがいくつになっても
幸せを感じる軸になると思います。

その軸を基に自己管理をして 時代に適応していくことが
世の中の動きに振り回せられず
自分らしく生きていくことができるのだと思います。

人生の先輩たちを見て
改めてどう生きていたいか、
自分らしく生きる自己管理ができている人が
幸せに生き残る時代だと思いました。