男女に関係なく活躍できるジェンダーレス時代、暮らし方も柔軟に変わる。

履歴書に 男女を入れる項目がなくなる!そんな時代になってきました。
(性別欄廃止ニュース コクヨのニュース

仕事の職種も 男の仕事、女の仕事、と分けられる事が少なくなってきました。
日本社会ではまだまだ確立されていない概念のジェンダー(社会的性差)レスという考え方ですが 男らしさ女らしさをたたえる価値観は薄れ、男女に関係なく 個人を尊重する志向がより高まっていることは確かです。

女性の社会進出が当たり前になり 子育て世代の7割が共働きになってきた今、そしてコロナ禍で働き方がますます変わって来た今、家庭に於いても 男女の役割のあり方は 普通というものがなくなってきました。
これからは 男女という性別ではなく、ひとり1人を尊重した上で それぞれがどうしたいかがより大切になってきたのです。

『男子厨房に入らず』などということは もはや時代遅れも甚だしいと思っています。子育ても主婦に任せる時代ではないのです。
日々の子育てに関わる父親の姿は ごく普通であり 保育園の送り迎えも 今ではお父さんがとても多いですよね。

弊社は まだ女性が子育てをする事が当たり前だった時代に 女性建築士が子育てしながらも活躍できる様にと 女性が働きやすい会社として設立しました。
 しかし 今の子育て世代は 男女関係なく子育てをする様になりつつあります。
ですから 弊社の考え方も時代遅れになりつつあると最近は思っています。

男女の違いではなく 親としてそれぞれの得意な事を分かち合う事が好ましくなってきたのです。だから 暮らしを知り、暮らし方を考えて設計できる建築士として 男女関係なく 仕事ができる人を弊社は求めています。

働き方も変わりました。在宅勤務がスタンダードになり、副業も広がっています。
副業で自分の力をより活かしたいと思う人、本業をしながらも建築の世界に挑戦したいと思っている人、これからいろいろな可能性に挑戦したい人を 弊社も求めています。

時代はどんどん変化しています。今までの事も、これからの時代に求められているものも大切にしながら ひとり1人の暮らし方を考えながら 変化に対応して柔軟に暮らす「適応力ある住まい」を追求していきたいです。 

工事をしないという選択を勧めるわけ

週末の休日に 一昨日、リフォームの打ち合わせをしたお客様から電話がありました。
『何回も打ち合わせをしてきたのに申し訳ないけれども やはりリフォームはやめる事にします』
2日間じっくり考えた末に 覚悟を決めてかけてきた様子の口調でした。
私は正直言えば、その電話は 驚きもせず、かえってほっとしました。

実は 私は このお宅はリフォームをするべきではないと最初から思っていたからです。しかし、依頼者である70歳近いご夫婦は リフォームをする事が 今の生きがいであり、とても楽しみにしている事も分かっていたので 私から仕事を断る様な事は言わなかったのです。

それは 今まで すでに数社から『工事はできない』と断られていたにも関わらず どうしてもやりたいという依頼者の強い気持ちがあって 最後の望みを弊社に託してきた事を知っていたからです。依頼者自身が納得しない限り なんとしてもやりたいという諦められない状態にあったのです。

他の業者が断ってきた理由は すぐに分かりました。そのお宅は 言いにくいけれど 誰が見ても 本来ならば解体すべきくらいの年数が経った古い建物で、粗雑な作りでした。その上、素人による追加を重ねた違法増築がされていて どう手をつけたら良いか分からない程、とても危険な状態でもあったのです。ですから 工事をするとしても 高額な費用がかかり リフォームする意味があるとはとても思えませんでした。立て直した方がずっと安全で安心して暮らしていけるだろうと誰もが思う建物だったのです。しかし どの業者にも断られても あきらめずにリフォームを希望するには 何か理由や思いがあるからだと私はなんとなく考えました。

そこで いつも通り どのお客様にも質問するように これからの夢をお聞きして いろいろな問題点や実現の可能性を示し、費用についても一つ一つ丁寧に説明する事で 依頼者の本当の気持ちをずっと探るように考え続けました。

リフォームするという事は これからどう生きたいかという表れでもあります。
それは家の形をどうするかという事だけではなく
高額のお金をどう使うかという事でもあります。

ほとんどの人にとって 人生の中で一番高額な買物かもしれない家作りは
そこで暮らす家族の これからの人生を大きく変えていくものでもあるのです。

しかし 今回の依頼者は なぜか一次的な今だけの夢をリフォームにかけているように見え、先々のことまで考えてのこととは思えなかったのです。
歳を重ねてからの高額の出費は 余裕金でない限りは いかに有効に使うかをより熟慮してほしいと思ってしまいます。 
そこで 私自身が 依頼主がリフォームしない場合でも 考えられる生きがいある暮らしを勝手に想定して 今後のいろいろな可能性のフローチャートを考えることにしました。

そのようなことは 依頼者には全く話しませんが、お話を伺っている時々のタイミングを見ながら 少しずつフローチャートにそって話をしていきました。
どのご家庭にも その家族にしか分からない物語があります。そのほんの少しの部分を共有させていただきながら その方の本当の幸せを大切に思い 暮らしを一緒に考えていく事が 私のコンサルティングという仕事であり とても大切だと思っています。
今回の依頼者にも 予想を超えた家族の物語が多々ありました。
だからこそ、頼まれても工事をしないということが
依頼者の納得できる選択になることもある
のです。

住まいは生き方が表れます。
新築したり リフォームするという事は これからをどう生きるかという事の表れでもあるのです。

今回の依頼者が 今の家のリフォームを断念した事自体は良かったと思っていますが
現時点では これからの生きがいや楽しみがなくなってしまったのではないかと 今の私にはとても気になりました。
私の住まいのコンサルティングの仕事自体は終わりましたが 今回のご夫婦には
私の勝手に考えていたフローチャートの先を もう少し示したいと思っています。

私にとっての『建築コンサルティング』という仕事

「相談しても 設計や工事を頼まなくてもよいということ分かっていたので
コンサルティングを頼みやすかったのです」
相談者から帰りがけに頂いた弊社への率直なお言葉でした。

「自分がやりたいことが 本当にこれで正しいのかどうかと迷っていました」

「この物件のことだけではなく、もう一度、これからのすべてのことを含めて
考え直したいと思いました」

「こんなに実現可能な詳細な設計をして貰ったのに 活用しなくてすみません」

このように言われて 私は とても嬉しく思いました。
この方は 素直で思慮深い良い相談者だったと 私は思いました。

「工事をしたいとなったら また相談しても良いですか?」
事務所の出口での 最後の言葉でした。

住まいの工事費は 高額な出費になります。
住まいを考える時、形から入っていく方がとても多いのです。
でも 住まいの形だけを考えていたのでは 決して幸せな住まいにはなりません。
客観的な意見や プロの意見も含めて
しっかり考えてから 進む道を決めて欲しいといつも思っています。

コロナのこの状況の中、
家を建てようとかリフォームしたいとか思っていても
業者と直接会うことは 今は中々できないと思っている方も多いはずです。
じっくり考えていても ネットの情報に振り回され
自分にとって本当に必要な 今やるべき事が見えない人が多いのです。

先日、弊社のHP上のお問い合わせから相談者はやってきました。
まずは 弊社としては メールで返信して
リモートでの無料コンサルを受けてもらうことにしました。

依頼者のご希望の大まかな内容が分からないままでは
弊社が本当に力になれる事なのかどうかも分からないからです。
だから とりあえずは 相談内容を詳しく知るために
無料のコンサルティングを受けてもらいたいといつも思っています。

通常ならば、ご希望により 直接会っての対面コンサルティングもお受けするのですが
このような状況ですので 今はまずはリモートコンサルティングをお願いしています。

しかし リモートコンサルを受けたことのない方にとっては
そのやり方も含めて 少しハードルが高いようです。

今回は リモートを試みましたが スムーズにいかず、
結果的には電話だけで相談内容を聞くという形にしました。
それでも 充分 お互いの人柄も内容も伝わりました。

弊社が相談に応じられることであると判断すれば
もっと具体的な情報やご希望をお聞きしたいと思いますので
そこから有料のコンサルティングに申し込みをして頂きます。
有料のコンサルティングも 相談者に選択してもらう形をとっていますので
メールで返信して頂きます。
即答しなくても大丈夫、しっかり考えてもらってから お返事を頂きます。

まずは 無料相談のコンサルティングに気楽にアクセスするという小さな行動から
人生が変わることもあることを知って欲しいです。

工事をすぐに始めたいと思っている方でも
場合によっては やらない方が良いというアドバイスをすることもあります。
常に 相談者にとって その時の一番良い方向を示し
率直にお話することが大切だと思っているからです。

この仕事を40年以上やってきて、1000人以上の相談を受けてきた私感かもしれませんが
信じてくれる方のためには 精一杯やっていきたいといつも思っています!

次世代の子ども達のために 働き方を考える!

私には今、孫が4人います。
孫は可愛いのですが
周りの孫のいる友人たちが言うほど
孫のことを考えた事は私にはありません。

正直言えば 
日常で、孫のことを考えた事は ほとんどありませんでした。
孫の写真を大事に持っていたり
孫のために何かを買ってあげようなどという友人たちとの話には
付いていけない私だったのです。
私は 自分の世界を楽しむ事の方が大事で
淡々とした祖母だったかもしれません~笑

しかし、2年前から
急遽、孫と一緒に暮らす事になりました。
もうじき6歳になる孫と
いたずら盛りの3歳の男児達です。

不思議なもので
一緒に暮らすようになると情がわきます。
孫に対してクールだった私も
次第にかわいいなと思えることが時々あります。
相変わらず 時々ですが~笑

でも 
これからの世代の子どもたちの未来を
改めて深く考えるようになったことは確かです。

孫たちの10年後はどんな世界になり
働く親はどんな状況が理想なのだろうか?

今は 育児世代の働く女性は75%を越えたそうです。

つまり 子育てと仕事は 同時期であり
子どもの教育と 社会人として自分を磨いて成長する時が
重なるのです。

だからこそ 働き方は
子育てに大きな影響を与えます。

より効率的で 心豊かに日々を暮らすためには
働き方を考えなければなりません。
働き方次第では 子どもの未来まで
変わってしまう可能性が高いということだからです。

私は 子育てをしながら働く人の視点で
これからの働き方や暮らし方を
もっとよくしたいと考えています。

時代は 加速して変化しています。
これからの5G時代は リモート環境を整えて
自宅で働けるように「家開き®」してほしいです。

そして、
協力体制を作って 
助け合いながら
刺激し合いながら
みんなで成長できるリモート環境にするべきです。

デザインが得意な人
プログラミングが得意な人
営業が得意な人
ライティングが得意な人….

個人がそれぞれの「強み」を補いながら
スクラムを組んで
大きなことを成し遂げる。
そんな働き方ができるといいですね。

そして子どもたちにも
いろいろな仕事の世界を知る機会を与えたいですね。

孫たちとの暮らしが
私たちシニア夫婦だけだった暮らしに
大きな刺激を与えてくれ
考え方や視点を広げてくれています!

自宅で仕事をする時代

2020年3月1日、
今日から3月になりました。

今、日本では 新型コロナ肺炎ウイルスの蔓延を防ぐために
小中学校高校までが休校になり、
できるだけ外出を控えて欲しいと
政府から要請が出ています。

そんな中、会社に出勤せず仕事が出来るように
テレワークという働き方が ますます広がっています。

※ テレワークに関するブログhttps://yukoikenoue.blog/2020/01/28/recruit/

私は これからは 
会社員も個人事業主も関係なく
そして 老若男女も関係なく
ますます自宅で仕事をする時代になると思っています。


そして 単に自宅で 自分だけの環境で仕事をするのではなく
仕事場としての機能もしっかり持つことが大切になってきます。

とりあえず 今日だけ家で仕事する、
という仕事場としての自宅ではなく
メインの時間を自宅で仕事できるようにすることが重要になります。
例えば、家で仕事するという環境を整えない場合は
寝たければベットに横にもなれるのです。
自宅の寛ぎの環境のままでは、仕事はできない場合も多く、
わざわざ、外部のコーヒーショップやホテルラウンジに行く人もいるくらいです。
外部の視線や緊張感が必要と言う人も多いようです。

また仕事だけではなく
習い事や塾の勉強も
必要性や状況に応じて異なるでしょうが
自宅でもやれる、
そして やることが普通になるでしょう。

つまりは
家は 生活するだけではなく
ますます、いろいろなことに活用するようになるのです。

家のプライバシーを守りたくても
家の中の一部が公に見えてくる事もあるということです。

まさに 家の活用が広がって
「家開き®」が どんどん必要になってくるのです。

なぜかというと

5Gの時代になり
そういうことが可能になったこともあります。

今の新型コロナウィルスのような問題などで
外出が難しくなった時だけではなく
高齢で外出できなかったりした場合でも
診察も自宅でできるようになることはもう充分可能だからです。

グローバル化によって
世界中の時間帯に合わせて仕事をするようになったら
家にいる時間でも 仕事が出来るようになるでしょう。

「家開き」には いろいろな形がありますが
まさに「自宅で仕事ができる家」が
これからはとても多くなるのです。

そして 「自宅で仕事が出来る」ということは
「できる限り自宅で仕事を続けられる」環境があるということです。

『ボケない、ラクする、社会とつながる』
人生100年時代を仕事をしながら
生きがいを持って生きるコツとしても
有効になるでしょう。

高齢者の社会参加や女性の働き方には
欠かせなくなったテレワーク!
そのために、住まいに必要な準備を整えて
より効率的に仕事が出来るようにしてほしいですね。

自宅の仕事環境のヒントhttp://a-k-s.jp/hitoto-tsunagaru-sumaidukuri-nopint/telework-no-point/

「家開き®」について ビジネス番組でお話させて頂きました。

9月27日金曜日に TVK テレビ神奈川のビジネス番組で 家開きについてお話させて頂きました。

【どのような事業をされているのでしょうか】
主に住まいの設計をしている建築設計事務所です。
住まいと言っても 戸建や マンションや賃貸住宅などいろいろありますが
特に 個人のお宅の設計を得意としています。

設計というと家の形やデザインをするという、
目に見える仕事のイメージが強いと思いますが
本当に大切な事は 目に見えるものではなく
お客様の心の中にある、こうありたいと言う夢を理解して
暮らし方に表すことです。

もちろん、家の設計やデザインはしますが
特に「暮らし方を設計する」と言うことに 力を入れています。
暮らしを作ることを前提にプランを考えます。

【家開きとはどういうものですか?】

自宅を活用して人とつながる暮らしをする
自分の家に人を受け入れて 交流を図る暮らし方です。

【どんなモデルケースがありますか?】
・人が集まるサロンにする
・教室・施術・コンサルタント等の自宅起業をする
・民泊・下宿にする
・ベビーシッター・介護ヘルパーなど、外部のサービスを受け入れる
・自分の習いたいことを、先生を招いてみんなのための教室にする
  など いろいろな形があります。

【なぜ家開きが必要なのですか、勧める理由なんですか】
一言で言うと
少子高齢化と核家族化から起きる様々な問題を解決したいからです。
孤独や孤立化、こどもへの虐待など
自宅を拠点とした小さなコミュニティーがあることで
解決できることがたくさんあるからです。

【家開きが目指しているものは何ですか?】
家開きが目指しているものは 
昔は当たり前だった 異世代や他人による互助の関係が広がると良いと思っています。

家開きを通して 障害があった方も 90歳になった方も
みんな幸せな最期を迎えていらっしゃいます。

家開きは自分が安心感や幸福感を得るためにすることです。
自宅なのですから、自分が楽しくなかったら してはいけないのです。
人生が長くなった今、これからの漠然とした不安がある人は多いはず。
生きているって楽しいなあ、幸せだと思える「幸福寿命」が延びることを望んでいます。

家開きは 慣れることがとても大切です。
継続的に維持される、ほどよい距離で
人との信頼関係を築いていくことが 何より心理的安心になるからです。
そして 家開きは 老後の自立した暮らしを実現する一つの手段になるのです。


※この番組の後半は 10月4日夜21時50分~
 TVK テレビ神奈川にて 「ビジネスリンク」
にて放映されます。

「自宅に他人が来ることは嫌だ」と思っている人へ

自宅に人を招いたり、急に人が来ることになったら
ちょっと面倒だ、嫌だなっと思う方は多いと思います。
特に自分以外の同居家族がいたり
家族の誰かが、来客があることを不快に思っていたとしたら
できるだけ人に会うことは外出先の方が
気楽だと考えると思います。

でも実は それは
単に 人が来る生活に
自分自身も家族も慣れていないだけなのかもしれません。
人が来ることに慣れている家には
いつでも気楽に人が立ち寄ります。
人が来ることに慣れれば
それは特別なことではなく自然なことになります。
人が来ることに慣れるということは
実は先々とても大切になってくることなのです。

今、心身共に元気で外出好きな人にとっては
想像しにくいかもしれませんが
年齢・身体的な理由・家庭の事情等で 外出ができなくなる方は
とてもたくさんいるからです。

ところで 私自身も 最初のころは
自分とは関連のない方が自宅に来るときは
慣れないためにかなり疲れました。

しかし 自宅を家開きして
いろいろ試してみてわかったことは
私は自分のために来てくれる人だけを
受け入れれば 嫌ではないのです。
自分が好きな人とだけでつながっていくことが
とても大切だとわかったのです。
つまり 自宅に来てくれる人は
自分が幸せだと感じるひと、
一緒にいたいと思う人だけを
受け入れればよいのですよね。
自宅なんですものね^^

この人を招いたら
その関係のあの方もお誘いしなければ悪いかしら・・・
来たいと相手が言っているから
仕方ないけど来てもらうか・・・
なんて考えていたら 自分が疲れるだけです!

自分が好きな人と
好きなことで
好きな時につながればよい、と思ったら
自宅に人が来ることは
そんなに嫌な事でも 大変なことでも
なくなります。

人は経験と共に 常にいろいろと変化するものです。
最初は小人数の人を受け入れると決めてもいても 
慣れてくると気持ちは変わったりします。
自分流のやり方で 自分の好きなように
変えたり止めたりして良いのです。

その最も大切にしてほしい考え方は
「自分の家を自分にとって一番居心地が良いところにしよう」と
自分で思いながら 人を受け入れる事だと思います。
そして 自宅で他人を受け入れる心を開き、慣れることなのです。

60代からの住まいと暮らしにはどれだけお金が必要なのか?必要な準備について考える!

定年後の暮らしで 年金がどれだけ入ってくるのか?
どんな生活ができるのか?
不安ですよね。

自宅を持っていても
ずっとそのまま暮らせるわけではなくて
経年と共に 家にも手入れが必要になります。

家も人間と一緒なのです。
洋服や化粧をするのと同じで
外装ばかり塗り替えて綺麗にしても
人の見えない内臓や血管が衰えるように
家の機器だけではなく木部が腐ったり
断熱機能も配管機能も衰えているのです。

健康寿命を延ばすように
家の見えない部分も材質を改良したり
定期的な手入れがとても重要になってきます。

その費用を いつ、
どんな時までに考えておくか、で
老後の費用はかなり違います。

住まいは完成して終わりではなく
維持しやすく(健康寿命を延ばし)
メンテナンスしやすく(治療しやすい)
つくっておくことがとても大切になるからです。

例えば 
配管交換は
壁や床を大きく壊してからでないとできない。
断熱材の耐久性が悪く交換しにくい…
などの 費用が大きく掛かりやすい造り方は
避けておきたいですよね。

60代過ぎてから
住まいにたくさんのお金をかけなければ
家が改修できなくなるようでは困ります。

建てた時やリフォーム時に金額が抑えられても
維持費が掛かったり
短期間で修繕を繰り返すつくりになっている住まいも
困ります。

見えない部分こそ これから先30年は持つものなのかを
60代になる前の住まいの更新時、
つまりは リフォーム時や改修時に
お金をかけなくてもよいようにして
改善しておくべきなのです。

そして何より大切な事は
その時こそ  これから先30年 の
暮らし方も一緒にぜひ考えて欲しいのです。

年金で何とか暮らしていけるとしても
我慢やあきらめの生活になっては悲しいですよね。

より楽しく暮らすことを考えた住まいが大切になるのです。

お金をかけなくても
自分の好きなことや 好きな人に囲まれた
自由がある暮らしができる住まいを考える
とても良い機会なのです。

どんなに寿命が延びても
生きているだけでは悲しいです。

生きている限り
人生は楽しくしていかなければいけません。

楽しく暮らすためにも
受け身ではなく
自分のために自ら楽しく暮らすことを考えて
準備することが必要なのです!

「家開き」は ずっとしていなくても良いもの!いつやめても良いものです!

家開きができる家は それ専用に設計されてできている場合もあります。
しかし 完全な「家開きができる住まい」だけにすることは
良くないと 私は考えています。

応用が利かないようになってしまっては
人生100年の間に 住まいの形を大きく変える必要が出てきます。

人の気持ちや健康は 年齢や環境によっても変わります。
その変化が生活スタイルに表れ
リフォームしたり住みかえたり建て替えたりするのです。

ですから 住まいをそれだけにしか使えない、
応用できないものにしてはいけないと思っています。

住まいは 人生で一番高い買い物です。
少しの手を加えることで
また新たな暮らし方ができるように
考えて作っていきたいですね。

家開きは
自分がやりたいときにやり
自分がやめたいときにやめる。

そういう造りになっていることが大切なのです。

「家開き」の原点!子育てママが 自宅を活用して好きなことで開業!【その4】

自宅開業で大切なこと② 仕事場にふさわしい空間を考える

仕事場としていく上で
自宅であるからこそ 心掛けなければいけないことに
「生活感を持ち込まない」ということが大切だと思っています。
それは来てくださるお客様のためでもあり
自分自身のためでもあります。

自宅と仕事場が同じになると
家の中で共通して使う場所が出てきます。

ですから 自宅であっても
自分だけの視点ではなく
来客者の立場から見た時のことを
意識して考えなければなりません。

仕事をどこに頼むか、は
依頼者であるクライアントの意思です。
打合せ場所にもなる仕事場が
自宅を感じさせる生活感たっぷりでは
クライアントは夢が持てません。
頼む気にもならないと思います。

しかし こんな暮らしがしたいと思えるような
モデルルームのように自宅を維持しておくことは
子どもがいる我が家ではとても無理でした。
生活しているのですから
自宅全部を毎日きれいにすることはできませんでした。

そこで 共通して使う ほんの一部の場所、
玄関まわり・トイレ・廊下・打ち合わせ用の仕事室を
五感を意識したインテリアにこだわってみました。

視・聴・嗅(きゅう)・味・触の五つの感覚を刺激するインテリアは
来客を喜ばせ 自分自身もやる気が増す
とても大切な仕掛けになりました。
(五感インテリアの詳細はまた詳しくお話します)

この五感インテリアにこだわるようになった理由は
自分自身のこんな経験があるからです。

私は以前 自宅で料理教室を開いていた方に
家庭料理を習っていたことがありました。
先生の料理レッスンの内容は
長年の経験に基づいた工夫あるプロのものでした。
しかし そこの生活感たっぷりのお教室に
がっかりしたことがあったからなのです。

午前中の少し早い時間から料理教室は始まって
そのつくった料理をランチとして試食するという
少人数の料理教室でした。
教室として使用するキッチンは広くて立派なものでしたが
先生のご自宅のキッチンと兼用のため
いつも急いで朝食を片付けた後のレッスンという感じでした。

残り物などの片づけ方や室内の臭い、
家族が使っていた座布団式の椅子、
家族も使う同じ食器やランチョンマット等
先生の家族の生活感がたっぷりのキッチンだったのです。

キッチンだけではなく
玄関には ご家族の靴が並んでいたり
トイレ・洗面所にも ご家族の生活品が置いてありました。

生徒の目的は 料理を習う事なのかもしれません。
しかし 友人と楽しくやる料理ではなく
看板を掲げて 教室として月謝を貰って
仕事としてやるのならば 生活感は無くした方が良いのです。
生徒にとっても ワクワクした気持ちで
日常を離れたレッスンに行くということも
教室を選ぶ大切な要素になるかと思います。
良い料理だったからこそ 残念だと思っていました。

自宅を仕事場にするためには
来る方をワクワクさせるという気遣いが大事だと思いました。
そして 自分自身も自宅という同じ空間でも
生活感なく仕事を楽しくし 仕事モードになれるように
インテリアに工夫をすることが とても大切だと感じました。

自宅にいても 仕事は生活と切り離して
楽しくやっていたいですよね。
自宅を五感インテリア(視・聴・嗅・味・触の感覚を刺激する)にして
自分自身の効率が増す仕事場にして
迎えるお客様にも気遣いある空間にする。
気持ちよく楽しく仕事をすることを心掛けるために
自宅を生活感ない仕事場にフレキシブルに
時間帯や範囲で変えられるようにしておくことも大切になります。

私は設計の仕事でしたが
自宅を何かのサロンや教室にして 仕事をされる方は
一層心掛けて欲しいですね。