「家開き®」の形はいろいろ!自分も変化し、進化し続けるもの!

我が家で行っている私の「家開き」の形は いろいろあります。

一つの決まった形にするのではなく 
自分がやってみたいと思う事をいろいろやってみています。

テーマを決めて先生を招いて勉強会を開催したり、
民泊風に外国の方をお泊めしたり、
部屋を解放して地域のマルシェにしたり、
全く知らない初めての方に料理教室や朗読教室として
部屋貸しだけした事もありました。

そして一番回数を多く続けてきた事が
仲間と一緒に始めた定期的にやってきた
素人のための音楽発表会でした。

この音楽会は年に2回ペースで
5年続けてこの令和元年12月で10回目になりました。
(初めての音楽会の様子こちら4年前の12月音楽会の様子こちら)

歌、三味線、ピアノ、チェロ、フルート、クラリネット、
マリンバ、グロッケン、ギター、ハーモニカ、
カホン、バイオリン、サックス、等・・・
本当に数えきれないほどの楽器演奏!
そしていろいろなセッション、いろいろなジャンル!

毎回、料理自慢の素人による手作りのオリジナルケータリングも
楽しみのひとつです!
多彩な楽しさで世代を越えてみんなで楽しむことができました。

この会に一度でも参加してくれた人は80人を越え、
年齢は1歳から80代までの老若男女。
リピーターも多く 今までの参加人数は延280人を越え
回数を重ねるごとに本当に素晴らしい会になったと自画自賛^^!

我が家のリビングに こんなにも多くの人が来てくれて
みんなが仲良く繋がって 楽しんでくれた事には 
家主の私は 感謝、感謝、感謝しかありません。

今回の10回目も 見ている人も初めての人も 誰もが参加できるように
輪唱したり カズーという笛を全員で吹いたり
ペンライトを振りながら歌ったり~笑
本当に 楽しかったです^^

みんなで歌うと楽しい!

しかし 
私はこの素晴らしい今の形の音楽会という家開きは
今回で最後にしようと決めました。

5年間続けてきて とても楽しく幸せだったけれども
この先もずっと同じような形で
この家開きができるかと言ったら
それは難しいと感じてきたからです。

私がこの先、歳を重ねていったとき
世代を越えた人とのつながりを築いていくためには
毎回 約25人以上という人数が参加する会を開催していく事は
難しいと思ったからです。

今までも 多くの人に助けられ、
自主的に動いてくれる人たちはたくさんいました。
だからこそ 続けてこられたのです。

しかし 最近は
コミュニティはもっと小さい方が良いと感じるようになりました。
自分自身が ほっとできる人数を考えることが
とても大切だと思っています。

たくさんの人数からいただく幸せと
たくさんいるからできることも分かってきました。
しかし 個人が歳を重ねても継続してできるようにすることが大切です。

家開きは継続していく事に大きな意味があるからです。

人それぞれ感じ方はいろいろで変化していっていいものなのです。

そうやって、その年齢や状況に合わせて
変えていく、そして より良くしていく。
自分が より幸せを感じる形にする事を大切にして
家開きは 進化させていくものなのです。

来年に向けて また新たに考えて
素敵な会をしていきたいと思っています。

高齢の親を一人暮らしにしていませんか? 千葉県の台風被害から思ったこと!

私には、91歳になる高齢の義母がいます。
現在、我が家から車で20分くらい一戸建で一人暮らしをしています。
まだ 日常の生活は 全て一人でやっています。
ボランティア活動も されるのではなく してあげている側です。
スマホもパソコンも自由にこなして
日々の親族との連絡は ほとんどLINEでしています。

私は 結婚して40年を過ぎましたが
義母と暮らした事は 1度もありません
義父が50代で亡くなった時、母はまだ50代になったばかりでした。

義父の友人たちは当然のように
嫁である私は、ひとりになった義母と一緒に暮らすものだと思っていたようです。

少なくとも高齢になったら一緒に暮らすだろう、ぐらいは思っていたのでしょう。
でもいまだに一緒に暮らした事はありません。
義母も それを望んではいません。というより 嫌がっています。
40年近く 気ままな一人暮らしをしてきたので
今さら元々は他人だった嫁と暮らす気はないようです。

※ 義母が88歳の時の私のブログは こちら^^

しかし 最近は いろんなことを考えます。

特に今回の千葉の台風被害で ずっと続いた停電のために
高齢な一人暮らしの親たちが
どんな状態になっていたかと言うニュースを聞くと
考えなければいけない事がたくさんあります。

そして自分が高齢になったときのことも考えるようになります。
やっぱり 本当にそばに暮らしている他人の力が必要になります。
改めて「家開き」の大切さを感じました。
地震や台風などの自然災害に遭った時こそ
近くの他人との日頃のお付き合いが 命にまで関係してくるのです。

義母にも ご近所に 15歳くらい歳下の同じ趣味の友だちがたくさんいたので
今まで安心して暮らせました。
しかし その友だちも みんな高齢になってきました。
車の運転ができる人が ほとんどいなくなったとのこと、
みんなで 遊びに行くことも 難しくなったそうです。

常にまた新たなコミニティーを作って異世代と関わるって難しいですね。
コミニティーも歳を重ねるほど いつも新しい風を吹かせ、
受け入れていかなければいけないのかもしれません。

元気で理想的な生き方をしている義母を通しても
長寿になった生き方を考えさせられます。

※千葉県の台風被害の高齢者たちの記事は こちら

記事の一部より:
20年後、30年後、自分自身が後期高齢者になったとき、
多くの地方都市は高齢者の占める割合が大きくなり、
地方自治体も今以上の財政難に喘いでいることが予想される。
復旧に携わることができる年齢の人たちも
今後益々減り続けていくことだろう。

さて、そのときどうするのか?

我が事として身に詰まされた今回の台風による被害と大停電。
行政の手が差し伸べられないことを前提として、
今から備えておくべきことは数知れず。
優先順位の上位に来るのは、お金か、体力か、はたまたネットワークか……。

「家開き®」について ビジネス番組でお話させて頂きました。

9月27日金曜日に TVK テレビ神奈川のビジネス番組で 家開きについてお話させて頂きました。

【どのような事業をされているのでしょうか】
主に住まいの設計をしている建築設計事務所です。
住まいと言っても 戸建や マンションや賃貸住宅などいろいろありますが
特に 個人のお宅の設計を得意としています。

設計というと家の形やデザインをするという、
目に見える仕事のイメージが強いと思いますが
本当に大切な事は 目に見えるものではなく
お客様の心の中にある、こうありたいと言う夢を理解して
暮らし方に表すことです。

もちろん、家の設計やデザインはしますが
特に「暮らし方を設計する」と言うことに 力を入れています。
暮らしを作ることを前提にプランを考えます。

【家開きとはどういうものですか?】

自宅を活用して人とつながる暮らしをする
自分の家に人を受け入れて 交流を図る暮らし方です。

【どんなモデルケースがありますか?】
・人が集まるサロンにする
・教室・施術・コンサルタント等の自宅起業をする
・民泊・下宿にする
・ベビーシッター・介護ヘルパーなど、外部のサービスを受け入れる
・自分の習いたいことを、先生を招いてみんなのための教室にする
  など いろいろな形があります。

【なぜ家開きが必要なのですか、勧める理由なんですか】
一言で言うと
少子高齢化と核家族化から起きる様々な問題を解決したいからです。
孤独や孤立化、こどもへの虐待など
自宅を拠点とした小さなコミュニティーがあることで
解決できることがたくさんあるからです。

【家開きが目指しているものは何ですか?】
家開きが目指しているものは 
昔は当たり前だった 異世代や他人による互助の関係が広がると良いと思っています。

家開きを通して 障害があった方も 90歳になった方も
みんな幸せな最期を迎えていらっしゃいます。

家開きは自分が安心感や幸福感を得るためにすることです。
自宅なのですから、自分が楽しくなかったら してはいけないのです。
人生が長くなった今、これからの漠然とした不安がある人は多いはず。
生きているって楽しいなあ、幸せだと思える「幸福寿命」が延びることを望んでいます。

家開きは 慣れることがとても大切です。
継続的に維持される、ほどよい距離で
人との信頼関係を築いていくことが 何より心理的安心になるからです。
そして 家開きは 老後の自立した暮らしを実現する一つの手段になるのです。


※この番組の後半は 10月4日夜21時50分~
 TVK テレビ神奈川にて 「ビジネスリンク」
にて放映されます。

「自宅に他人が来ることは嫌だ」と思っている人へ

自宅に人を招いたり、急に人が来ることになったら
ちょっと面倒だ、嫌だなっと思う方は多いと思います。
特に自分以外の同居家族がいたり
家族の誰かが、来客があることを不快に思っていたとしたら
できるだけ人に会うことは外出先の方が
気楽だと考えると思います。

でも実は それは
単に 人が来る生活に
自分自身も家族も慣れていないだけなのかもしれません。
人が来ることに慣れている家には
いつでも気楽に人が立ち寄ります。
人が来ることに慣れれば
それは特別なことではなく自然なことになります。
人が来ることに慣れるということは
実は先々とても大切になってくることなのです。

今、心身共に元気で外出好きな人にとっては
想像しにくいかもしれませんが
年齢・身体的な理由・家庭の事情等で 外出ができなくなる方は
とてもたくさんいるからです。

ところで 私自身も 最初のころは
自分とは関連のない方が自宅に来るときは
慣れないためにかなり疲れました。

しかし 自宅を家開きして
いろいろ試してみてわかったことは
私は自分のために来てくれる人だけを
受け入れれば 嫌ではないのです。
自分が好きな人とだけでつながっていくことが
とても大切だとわかったのです。
つまり 自宅に来てくれる人は
自分が幸せだと感じるひと、
一緒にいたいと思う人だけを
受け入れればよいのですよね。
自宅なんですものね^^

この人を招いたら
その関係のあの方もお誘いしなければ悪いかしら・・・
来たいと相手が言っているから
仕方ないけど来てもらうか・・・
なんて考えていたら 自分が疲れるだけです!

自分が好きな人と
好きなことで
好きな時につながればよい、と思ったら
自宅に人が来ることは
そんなに嫌な事でも 大変なことでも
なくなります。

人は経験と共に 常にいろいろと変化するものです。
最初は小人数の人を受け入れると決めてもいても 
慣れてくると気持ちは変わったりします。
自分流のやり方で 自分の好きなように
変えたり止めたりして良いのです。

その最も大切にしてほしい考え方は
「自分の家を自分にとって一番居心地が良いところにしよう」と
自分で思いながら 人を受け入れる事だと思います。
そして 自宅で他人を受け入れる心を開き、慣れることなのです。

家開きは 将来の人間関係への投資!

家開きは
実は私自身が自宅で仕事を始めたことが最初のスタートです。

やむを得ず 自宅でしか仕事ができない状況になってしまったからなのです。
                     (※その理由はこちら🏠

今は 家開きには いろいろな形があり、選択肢があります。

しかし そんな家開きの形を選ぶのではなくて
仕方なく自宅を活用するしかないと考えたところから始まったのです。

しかし、最初はやむを得ずスタートすることからでしたが
今では、積極的に活用しよう、という考えに変わってきました。

時代が変わって 働き方改革と言われ
在宅の副業も認められ
ネットも活用できる現在だから
高額な家をもっともっと活用しようよ、ということです。

しかし、今、
大量のお金があって
大量の時間があって
自由に動ける元気な人、
そういう人は
家開きなんてしなくても良いと思ってしまいます。

家開きは 
お金がなくても
時間がなくても
外出できなくても
たった1人でも人が来たら
家開きになるのですから。

しかし 家開きは
簡単には
急には
できないものでもあります。

切羽詰まっている時や
はっきりとした不安がある時、
何か行動したいことがある時は
すぐにできるのです。

漠然とした不安だったり
今すぐに 行動したいことがない人には
家開きは必要と感じず できないのです。

しかし その漠然とした不安を最小限にする事はできます。

現実的には 不安への備えは必要だからです。
漠然とした不安への備えは あくまでも備えであり
漠然とした不安がなくなるわけではありません。
家開きしても 将来への漠然とした不安はあります。
貯金をしていても不安があるように
備えをしても まだ不足なのではないかと
ずっと不安は続くものです。


しかし全く貯金をしておかなければ
もっと大きな不安になってしまいます。
同じように
将来への漠然とした暮らしへの不安を
大きな不安にしないために
家開きを小さく始めておくことがお勧めです。

つまりは家開きは 将来の人とつながる
人間関係への投資のようなもの!

お金が大量にあれば 解決できる事もあります。
しかし お金持ちでも 孤独という不安はあります。

シンプルに暮らすと お金はそれほど必要無くなります。
生活にお金がそれほど必要ない暮らしになるからです。

だから お金を大量に持つ事より
もっと大切なものがある事に 早く気づいて欲しいですね。

アップル創業者の最期の言葉

私は同世代として とても共感していました。


老後一番大切にすること!それは 生きがいや楽しみという無形資産です!

老後に備えると言うと、お金偏重の考え方ばかりが広まっている!
年金が減るから  いかにお金を貯めるか、
どれだけとっておくか、ということばかりがクローズアップされている。

もちろん ある程度の貯蓄や不動産という有形資産は
持っているに越した事は無い。

しかし、そういう有形資産を持っていれば
楽しい人生が老後も送れるのかと言ったら
そうではないと私は思っている。

有形資産と言うものは
普通の生活ができる程度あれば
それで良いのではないだろうか。

その普通の生活と言うものも
人によって違うと思うけれども

今日食べたいものが食べられる、
スーパーで必要な欲しいものが買える、
毎日洗濯された洋服が着れる、
安心して寝られる場所がある、
ちょっと温泉に行きたいと思ったら温泉に行ける、
その程度で良いと私は思っている。

そして
日常の健康的な生活が毎日送れるっていう事が
本当に幸せなんだと思っている。

しかし この普通の生活を健康的に送る事に欠かせないことが
私にとっては 人との関わりなのである。

この人の関わり、
いざ困ったとき、寂しいとき、悲しいとき、
そして
元気なとき、嬉しいとき、
たった1人で居るよりやっぱり誰かと共感できる、
ということはとても大切なことだと思う。

自分の気持ちをわかってくれる人がいる
寄り添ってくれる人がいる
自分がいることでありがたいと思ってくれる人がいる。

誰かの役に立っていると思えることが
人間はとても大事なんだ!

だから生きがいという無形資産を
私は大切にしていたいと思う。

「家開き」は
まさに無形資産を築く場所なのである!

「家開き」の原点!子育てママが 自宅を活用して好きなことで開業!【その5】

自宅開業で大切なこと③ 地域のコミュニティーを大切にする。

自宅を仕事場として開業する「家開き」の場合
自宅であるからこそ 心掛けなければいけないことに
「地域とのつながりを大切にすること」があります。

自宅開業は 基本的には 何もかも自分次第で自由です。
しかし ひとりの場合が多く 孤独でもあります。
(最近はSNSなどでつながったりして
孤独感は感じない方もいるかもしれませんが~)
また 自分の仕事は地域には関係ないから
特に地域と関わる必要性も感じないと思う人もいるかもしれません。

しかし 人間というものは
やはり 直接 人と顔を合わせて
会話することがとても大事です。

相手の表情や視線や仕草を見ながら話をすることから
お互いをより感覚的にも
理解できることがたくさんあるからです。

自宅で開業するからこそ
地域の身近な人とのコミュニケーションを心掛けて
顔見知りになって欲しいと思います。

私は仕事をしながら
積極的に地域の仕事に関わり
子どもの学校関係のお手伝いも
大切にして来ました。

暮らしている地域のことを知り
自分が地域でできることがあるということは
自分はもちろん、家族にとっても大切です。

ですから
仕事として地域と関わっているわけではないので
自分の職業を自分から明かす必要性はありません。

人の輪が広がれば 地域に親しい友人も増え
お互いのプライベートなことも分かってきます。
そして信頼関係もできます。

地域に 顔を良く知っていて
お互いに信頼し助け合える友人が
世代を越えてできることは
とてもありがたいことです。

信頼関係ができてから
お互いの職業を知ることから
結果的に仕事に関する相談や依頼があったりします。

ひとりでやっている自宅開業なのに
人が信頼して広めてくれることも多々ありました。

地域のいろいろな世代と交流を持つことを楽しんで
地域の自分を応援してくれる人を大切にしてください。


80歳からでもできた「独身女性の家開き」そして その最期がもたらしてくれたもの!

令和になった5月の末、
10年以上のお付き合いのあったお客様が
ご自宅で老衰で亡くなりました。
訪問介護の医師が見守る中
ご自身のベットで静かに息を引き取りました。

ずっと独身であった彼女には
付き添える家族も
親族もいなくなっていたため
私と弊社のスタッフだけで 
葬儀を済ませました。

全くの他人ではありましたが 
彼女を孤独死させず
最期まで関わらせて貰えた事は
私たちにとっても
本当に良かったことだと思っています。

彼女の家を大々的にリノベーションさせてもらったのは2007年!
歳を重ねてきて全く片付けられなくなっていた彼女のお部屋を
誰もが分かりやすく 片付けやすく
素敵なインテリアに変えさせてもらいました。
そして彼女はそこで 最期まで
お部屋をきれいに保ち
たくさんのヘルパーさんを受け入れて
心穏やかに 住んでくださいました。
これから 誰も住まなくなった彼女のお部屋の片付けも
私たちがさせていただきます。

彼女には 家庭裁判所が決めた公的な成年後見人もいます。
しかし 後見人はあくまでも
金銭的な事や事務的なことを淡々と進めるだけです。
後見人は家族のように頻繁に接することはありません。
何人もの人たちの事務業務や見廻りをすることが
公的な成年後見人の仕事なのですから。

介護の相談をしてきたケアマネジャーも同じです。
一人で何人ものお客様に対応しているのです。
いろいろなケアマネージャーさんに会って来ましたが
毎日 多くの人の対応をしているお仕事ですから
淡々と進めるしかないのですよね。

公的な成年後見人も ケアマネジャーも
葬儀やその後の後片付けの手配などまではできない事が一般的です。
それでも 相談にのってくれたり そばにいてくれた事は
とてもありがたいことだったと感謝しています。


95歳で亡くなった彼女は
初めて会った時は 80代前半で
ぽっちゃりとした元気の良い女性でした。
英語を使ってバリバリと仕事をし、
独身でずっとひとりで頑張って生きてきた、という感じでした。
言葉の端々に自信と強さを感じさせる
ちょっときつい女性〜という印象でもありました。

ただ すでにあまり歩けない状態で
ひとりでの外出は難しい様子でした。 
知り合ってからも、 ずっと一人でお部屋で過ごしていて
毎日、いくつもの新聞を隅々までチェックすることが日課でした。
近所には知り合いはいないようでしたが
昔の仕事での友人はいたようです。

そんな彼女が ますます身体が不自由になり 介護が必要と思った時に
私は役所に相談して ケアマネジャーをつけました。
そして彼女が認知症になってきた事に気が付いた時、
成年後見人が必要だと感じた私は 弁護士に相談しました。

住まいに関わった事がご縁で 彼女の私生活を知りました。
そしてその時の彼女に必要だと思った事を
全くの他人の私がしてきました。
それは 何よりも彼女が心を開いて
私を信じてくれていたから できたのかもしれません。
いつの間にか信頼関係が築けていたのだと思います。

介護が始まってからは どんどんヘルパーさんを活用しました。
だから毎日、交互に人の出入りがあり 家の中での会話も増えました。
どのヘルパーさんたちも 「彼女は強さもあるけど 甘え上手で 可愛いおばあさん」と言って 常に笑顔で接してくれていました。
ヘルパーさんたちにも どんどん心を開いていったのだと思います。

私と彼女は10数年前までは
全く知り合いでもなく 関係ない他人でした。
彼女と私の共通の知人がきっかけで
彼女の住まいに私が関わるようになりました。


彼女は私に
住まいの設計という仕事を依頼し、
歳を重ねていくとはどういうことなのかを
身をもって教えてくれました。

そして私は彼女に
歳を重ねてからも
安心と楽しみを持って暮らしてもらうには
どうしたらよいかを 早くから深く考えさせてもらい
それを一つ一つ試行錯誤しながら実行していく事が出来ました。

私は彼女から 歳を重ねてからの生き方と
人の最期というものを いろいろ学ばせて頂きました。

そして 今、関わってきた私たちは
彼女に感謝の気持でいっぱいになっています。

心を開いて 外部を受け入れることは
自分自身はもちろん周りも「ありがとう」という気持ちにさせ
人生の最期を穏やかに 迎えることができるのだと
改めて教えてもらいました。

頼れる家族がいなくても
自ら心を開いて 外部の人の助けを受け入れた事によって
彼女は 誰にも迷惑をかける事なく 周りの人達にも
幸せな気持ちを与えて 最期を迎える事ができたのです。

これこそが 私が目指している『家開き』の姿のひとつなのです!

家開きの形はいろいろ【ヘルパーが喜んで来てくれる理想の老人ホームを目指す】

私が「家開き」を勧める理由の一つに
少子高齢化による これからの自助努力の必要性があります。
これからは どんどん高齢者が増え
在宅介護がますます必要になります。
自分の親や いつか自分もお世話になるかもしれない介護という問題。
家開きで 自宅を 自分の理想の老人ホームにしてしまうくらいの考えで
準備しておくことが大切です。


どこの家でも 同じ内容の介護サービスならば
平等に 受けられると思うかもしれませんが それは違います!
ヘルパーも人間です。
ゴミ屋敷のようなごちゃごちゃと雑然とした住まいの中と
収納も分かりやすく片付けやすい住まいでのヘルパー業務は
どちらがやりやすく やりがいがあり
行きたくなる家になるかは 言うまでもありません。

他人が来ることに慣れている住まいは
自分や家族だけの視点で 住まいの環境を整えません。
誰が来ても 分かりやすい家であることが大切になるのです。
そして ちょっとした色使いやインテリアの工夫などの気遣いで
介護生活の気分は明るく変わり
ヘルパーも癒される環境になるのです。

介護の仕事は  毎日となると
ヘルパーにとっても精神的にも とても大変なこと。
介護が必要になる前から
自分自身のためにも 心の扉を開いて
介護を受け入れやすい環境の備えをしておくこと、
つまりは 他人を受け入れる環境を心身ともに備えておくことが
高齢化社会の自助努力のひとつにもなると思っています。

家開きしやすい住まいの作り方のコツ! フレキシブルに変化する!

昔の日本の家は
襖で各部屋が仕切られていて
必要に応じて 襖を取り外せました。
ですから 冠婚葬祭をすべて自宅でする家も多かったのです。
その時の状況により 部屋の使用方法が
自由に変えられたのです。

他人が家に来るのが当たり前で
自由にできるようになっていたのです。

そんな他人がくる暮らし方から
お互いをよく知り、助け合うことも多かったのだと思います。

目先の居心地の良さだけではなく
状況の変化の中でも 形を変えて居心地をよくすることが
現代の家開きにも必要です。

住まいは その時の生き方が 暮らし方として表れます。
暮らし方が変わるたびに 住まいを大きく変えることは
コストの面でも 精神的にも 大変になります。

昔の住まいの考え方をとりいれた
時間も時代も越えてフレキシブルに使える住まいが
どんな世代になっても 形を変えた家開きに
対応できるのです。

今だけの個性を大切し過ぎて
今だけの居心地の良さの家開きに
しておくことはもったいないことなのです。

家開きできる住まいは
その「今の暮らし方」の居心地の良さはもちろん
変化に応じて 「未来の暮らし方」の居心地の良さも
考えておくと良いのです。

そんな住まいならば
今 子育て中の住まいでも
未来の介護にも対応する暮らし方ができるのです。

そのために心掛ける住まいの作り方は
基本は いかにシンプルに考えておくか なのです。