日本の単身者世帯が現在38%になった、とのこと!
つまりは、1人で暮らしている人が 4割近くになったということです。
あらゆる世代が一人暮らしになっているから、高齢者だけとは限らないのですが。。。
しかし、高齢者だけを考えてみたとしても
なぜ一人暮らしになってしまうのでしょうか?
基本は、夫婦だけで暮していた人のどちらかがいなくなって、
そのまま一人暮らしになる場合が ほとんどだそうです。
65歳以上になったら、どんなにお金を持っていても、
原則 賃貸物件は借りられないことを知っていますか?
自分の家を持っていても、それを売却して施設に入ろうとしても
一人暮らしでは その後の処分の仕方もわからない!片付けることもできない!
そんな高齢者が増えているそうです。
一緒に暮らしていなくても親族が なんとかしてくれるだろう。
親族がいる人はそう思うかもしれないけれども
親族にとっても大変なことになってしまうのです。
家族がいることを前提とする社会制度を抜本的に見直さないと
一人暮らしは 問題をいっぱいかかえることになります。
安心して暮らせる社会で 今自分ができることは何かを
もう一度 みんな考えておかないといけない時代が来たのです。
そして 一人暮らしになった後に 人に頼るというのが とても苦手なようです。
人に頼る!とても大事なことなのに、それを意識していないシニア世代がいかに多いか?
日本の母親は、昔は良妻賢母をよしとし、
家庭の中の事は、全て自分がやるのが素晴らしいと 教育されてきました。
だから、人を頼ったり 人に甘える事はせず、
どんな辛いことでも自分でやってきたのです。!
それが当たり前であり、それが良い母であり、良い妻であったのです。
そのような人が年老いて 人に頼ると言うのは
慣れていないから とても難しいことは よく分かります。
専業主婦にとっては 自分の家は、自分の全ての世界であったから、
誰にも荒らされたくない、触られたくないのです。
年老いて 力がなくなっても頑張ってしまう。
それが日本の母親であり、両親の考え方でもあったのです。
介護制度があって、要支援をもらったとしても、
自分の家の掃除から料理まで何も頼めない老人が多いのが 現状だそうです。
それは 自分が作った食事しか食べてこなかった、人が作ったものに批判的になる、
掃除の仕方、食器のしまい方、自分の思い通りにならないと 不満が募る!
だから、1人で暮らす方が良いと思う様です。
日本にホームステイした留学生が日本に来て 1番嫌に思うこと!
それはいつまでも子供扱いされることだそうです。
留学生は高校生になってから 1人で日本に来ているのに まだ子供扱いされる。
「明日は何時に出るの?」
「明日は何時に起きるの?」と聞く。
日本の親は親切だけれども、
いつまでも1人前の扱いをしてくれない。
日本の親は、自分の子供が30歳を過ぎて、
立派な社会の一人前になっていたとしても、
その親がいつまでも子供の世話をしたがる。
海外から見ると それが日本の親の特徴だそうです。
いつまでも、御輿を担ぎたがる親!
子供が一人前になったら、子供に神輿を担いでもらって、
自分はその神輿の上に座る覚悟が必要だと思います。
神輿の上に安定して座るのも すぐにはできないものです。
神輿の担ぎ方も 子どもは すぐにはわからない。
両方が上手くなれて、初めて神輿が上手に進むのです。
神輿の上で歌ったり、好き勝手なことを言っても、
神輿を担ぐ子供はしっかりそれを支えられる!
これからの日本の親には そんな親子関係を目指して
子育てをしてほしいものです!